慢性腎臓病第4期(中等度の重症度です)です。慢性腎不全としての専門的な治療が必要です。かならず腎臓専門医を受診してください。いろいろな薬も量の調整や使っては危険な薬の種類が増える時期です。腎臓の働きが15%以下になると透析療法の準備が必要です。心不全や心筋梗塞などの心臓病にかかる危険が増しています。血圧は130/80以下に保つよう治療が必要です。慢性腎臓病の血圧のコントロールには以下の薬が腎臓を保護(アルブミン尿を減らし働きの低下を防ぐ)し、心臓も守る働きがあることが証明されています(アンギオテンシン変換酵素阻害薬またはアンギオテンシン受容体阻害薬)。この働きは特に糖尿病と高血圧が原因となる慢性腎臓病には顕著です。ただし血液中のカリウムが高くなることがあり注意が必要です。この時期には特別な食事療法を始めていなければなりません。その内容は蛋白制限(一日40g以下)、塩分制限(一日5〜7g)を基本としますが、血液中のカリウムが高くなければ(4.5未満)カリウム制限は不用です。また尿に蛋白が大量に出ていてむくみがある方(糖尿病に多い)には水分制限が必要ですが、それ以外の方はむしろ多めに水分をとる必要があります。
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