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尿中アルブミン(または蛋白)値

尿中に出てくるタンパク質(尿蛋白)のなかでアルブミンという成分は腎臓(その中でも糸球体と言って血液を濾して尿を作る部位。糸球体は一つの腎臓に100万個あり慢性腎臓病ではそれが壊されて数が減っていく)が正常な場合にはほとんど尿には出てきません(1日30mg未満)。
このため慢性腎臓病(特に糖尿病、高血圧、動脈硬化、慢性糸球体腎炎などが原因の場合)になると尿中にアルブミンが漏れ出るようになり、それが多くなると(1日300 mg以上)尿検査で蛋白が陽性になります。
したがって尿蛋白が陽性になることは慢性腎臓病であり、かつ進行性と言って間違いありません。
ただし通常の尿蛋白検査は感度が低いため早期発見が難しいのが問題です。
そこで尿中のアルブミン濃度を直接測定することで早期発見が可能になります。
任意尿(尿をためる必要はありません)で尿中のアルブミンとクレアチニンの比率を計算し(尿中アルブミン/クレアチニン比とよぶ)、これが30 mg以上でしたら陽性(微量アルブミン尿と呼ぶ)と言うことになり慢性腎臓病です。
ただし残念なことにこの尿中アルブミン検査が日本の健康保険で認められているのは糖尿病が原因となる慢性腎臓病のみで、通常の尿蛋白検査では陰性の場合のみです。
本来、高血圧や血尿だけが陽性の慢性糸球体腎炎の早期発見や治療効果の判定にとても有効なことが国際的に認められていますので、早く保険適用が改訂されることが希望されます。

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