4.尿に血液がでたら
 (または尿潜血が陽性だったら)


尿に血液がでる場合の、尿が見た目に紅茶色から真っ赤になるなど明らかに 血液がでているのが分かるのを肉眼的血尿といいます。 一方、見た目にはわからないけど試験紙で調べると潜血反応が陽性になるのを 顕微鏡的血尿といいます。
潜血反応には(-)(+-)(+)(2+)(3+以上)があります。

肉眼的血尿の場合は動静脈血管奇形、腎尿管結石、腎臓ガン、多発性のう胞腎
の他、 急性糸球体腎炎や慢性糸球体腎炎があります。このうち痛みを伴うのは腎尿管結石、ガン、多発性のう胞腎です。

蛋白尿が血尿と一緒にでる場合はまず慢性糸球体腎炎でしょう。

血尿と高熱が出る場合は急性腎盂炎が考えられます。

すべての検査をしても異常がない場合は良性血尿と考えられ治療の必要はありません。 このうち家系に多発するものを家族性良性血尿といって通常は経過は良好です。
30歳以降で尿潜血だけが陽性の場合は必ずCT,MRIもしくは腹部超音波検査と
尿細胞診(ガン細胞の検査)を行い、ガンの可能性を否定します。

風邪などで熱を出したときに数日血尿が現れるのはIgA腎症の特徴です。

一方、扁桃腺を腫らした後2〜3週間後に血尿やむくみがでるのは
急性糸球体腎炎の可能性が高いと思われます。




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