CKDにおける骨—心血管

監修:大阪市立大学大学院医学研究科代謝内分泌病態内科学 稲葉雅章

CKDにおける骨—心血管:診療のABCからリサーチクエッションまで

CKD患者の生命予後とQOLの両方にもっともインパクトのある併存症は、本来石灰化してはいけない心血管の石灰化と、本来石灰化しなければならない骨の脆弱化にあることは間違いない。

そしてこの2つの併存症の診療は相互に与える影響を考えた集学的な内容とならざるを得ない。

骨症の治療アウトカムは骨折の予防である。

最近、原発性骨粗鬆症の診療で蓄積されてきたエビデンスの多くが、CKD患者においてもその診断と治療の両面で適応できる可能性が増えてきた。一方、非透析のCKD患者においても高リン血症治療戦略の重要性がより認識されるようになり、それにより血管石灰化を予防・治療することがCKD患者の予後を大きく改善する可能性を有することがわかってきた。

本特集では、CKDにおける骨と心血管の両面で国際的に研究と診療の最先端を担っている医師に、臨床にそくした解説をお願いした。

若手の医師にぜひ勉強していただきたい内容となっている(腎臓ネット)。

稲葉雅章

(大阪市立大学大学院医学研究科代謝内分泌病態内科学)
1979年 大阪市立大学医学部医学科卒業
1983年 同大学大学院医学研究科博士課程修了
1985年 同大学医学部第二内科学教室助手
1987年~
1989年
ウィスコンシン大学生化学フェロー
2010年 大阪市立大学代謝内分泌・腎臓病態内科学 教授

塚本雄介

(板橋中央総合病院腎臓内科)
1976年 北里大学医学部卒業
1981年~
1985年
ベイラー医科大学生化学および腎臓内科フェロー
2000年 腎臓ネット開設
2003年~
2011年
秀和総合病院腎臓内科、東京医科歯科大学医学部臨床教授
2011年~ 板橋中央総合病院内科統括部長・副院長

常喜信彦

(東邦大学医療センター大橋病院腎臓内科)
1990年 東邦大学医学部医学科卒業
2010年 東邦大学医療センター大橋病院腎臓内科准教授
2000年 腎臓ネット開設
所属学会 日本内科学会認定指導医、日本腎臓学会専門医、日本透析医学会指導医

大竹剛靖

(湘南鎌倉総合病院腎臓病総合医療センター腎免疫血管内科)
1987年 浜松医科大学卒業
1994年 浜松医科大学大学院卒業 医学博士
1995年 富士宮市立病院内科医長
1998年 富士宮市立病院内科科長
2002年 湘南鎌倉総合病院 腎臓内科部長
2012年 湘南鎌倉総合病院 腎臓病総合医療センター 腎免疫血管内科主任部長
所属学会 日本腎臓学会専門医・指導医 評議員、日本透析学会専門医・指導医

Contents

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緒言
第1章
CKDにおいて骨折を予知できるマーカー
板橋中央総合病院腎臓内科 塚本雄介(腎臓ネット)
第2章
CKDにおける骨折を予防する治療法
大阪市立大学大学院医学研究科 代謝内分泌病態内科学教授 稲葉雅章
第3章
CKDにおいて心血管石灰化を調べる検査
東邦大学医療センター大橋病院腎臓内科 常喜信彦
第4章
CKDにおける血管石灰化の予防と治療法
湘南鎌倉総合病院腎臓病総合医療センター腎免疫血管内科主任部長 大竹剛靖

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